大手電力各社が新料金メニューを続々発表!

4月から始まる電力小売全面自由化を前に、一般電気事業者(東京電力など10社)による新しい電気料金プランが続々と公表されています。

既に工場や店舗といった産業用の電力は自由化されておりますが、今後は家庭や商店を含む全ての消費者が電力会社や料金メニューを自由に選択できるようになります。一般電気事業者以外で電気を供給できる事業者(俗に言う新電力会社)が日本全国で119社も有り(12月28日現在)、今後も増えていくことが予想されますので、これに対抗して新料金メニューを打ち出している模様です。

またNTTドコモ等の携帯電話各社、LPガス会社とのセット割引きや、コンビニで使用できるカード(Ponta等)のポイントサービスなど、様々な新サービスもスタートする予定となっております。

面白い例では、中国電力ではプロ野球球団の広島東洋カープ(広島市南区)と提携し、「カープ応援メニュー」を発表しました。カープ専用メニューを選ぶと観戦チケットやグッズと交換でき、成績に応じて加算する特典も設けています。大手電力10社が加盟する電気事業連合会によると、プロ野球チームと大手電力の提携は全国初となります。

今まで無かった電気料金プランが増えれば、消費者にとっては購入先の選択肢が拡大し料金負担は小さくなりますが、その反面セット割引や電気の使用状況が絡んだ複雑な料金はわかりにくく、混乱のもとになりかねないでしょう。

皆さまにとって欠かすことの出来ない「電気」を選ぶ時代がまもなくスタートします。まずは各電力会社から情報を得、比べてみる事でご検討されてみてはいかがでしょうか。

参考:
経済産業省 資源エネルギー庁ホームページ|http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/electricity_liberalization/
中国電力ホームページ|http://www.energia.co.jp/press/15/p160106-1.html