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スタッフブログ

非常用発電機、安全に使えていますか?

BCP 非常用発電機

皆さん、こんにちは!
事務局の原です。

10月は「LPガス消費者保安月間」です。この時期はLPガスを安全に使うための注意喚起や啓発活動が全国的に行われます。

当社では、これまでにもLPガスを燃料とする非常用発電機をご紹介してまいりましたが、今回はその「安全な使い方」について、改めてお伝えしたいと思います。

災害時にこそ、その正しい使い方が問われる非常用設備。
いざという時に安心してご使用いただけるよう、ぜひこの機会に確認しておきましょう。

LPガス非常用発電機の特徴とは?

まず、簡単におさらいです。
当社がご提案している非常用発電機は、LPガス(プロパンガス)を燃料とするタイプ。
以下のような利点があります。

・燃料の長期保存が可能(経年劣化しにくい)
・住宅や施設に既設のガス設備が利用可能
・排出ガスがクリーン
・災害時にも入手しやすい

これらの理由から、非常用として優れた特性を持っています。

非常用発電機の「安全な使い方」チェックポイント

① 設置場所は風通しの良い屋外に

排気ガスには一酸化炭素が含まれるため、密閉空間での使用は絶対にNGです。
使用時は必ず排気ガスがこもらない場所で稼働させましょう。

② ガス接続は「正規の器具・手順」で行う

LPガスボンベとの接続には、適切なホースや調整器(レギュレーター)が必要です。
無理な接続や改造は重大な事故につながる恐れがあります。
非常用発電機とは別ですが、LPガス給湯器が不正改造により不完全燃焼を起こし、何人もの死者が出た事件もあります。発電機の調子が悪い時は、無理に自己解決しようとせず、正規の業者に見てもらうようにしましょう。

③ 定期的な点検・試運転を忘れずに

「使う時だけ起動する」のではなく、定期的な試運転を推奨しています。
エンジンの動作確認、バッテリーの充電状態、ガス漏れの有無などをチェックしておくことで、いざという時にスムーズに稼働します。

④ 火気・可燃物の近くでは使用しない

LPガスは可燃性の高い燃料です。
発電機本体の周囲には、紙類・布類・可燃性液体などを置かないようにしましょう。

⑤ 異常を感じたらすぐに使用を中止

・異音がする
・ガスの臭いがする
・煙が多く出る

こうした症状がある場合は、すぐに使用を中止し、専門業者へ点検を依頼してください。
「少しくらいなら大丈夫」は絶対に禁物です。

備えあれば憂いなし

非常用発電機は、使うタイミングが限られるからこそ、安全対策が疎かになりがちです。
しかし、災害時に安全・確実に電力を供給するためには、日頃からの備えと正しい知識が不可欠です。

LPガス消費者保安月間のこの時期、改めて身の回りのガス設備や非常用発電機の使用方法を見直してみませんか?

当社では、機器の設置から保守点検、使用方法の説明まで、トータルでサポートしております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。