【事例】ミズノ株式会社 グリーンヒルズ津山グラスハウス様

みんなで理解してみんなで行う、成功する省エネルギー社員教育実例

企業概要

ミズノ株式会社 グリーンヒルズ津山グラスハウス

グリーンヒルズ津山グラスハウス様では従業員一丸となって省エネルギー活動に取り組まれています。弊社では「エネルギーマネジメントサービスECOTERU」をご導入いただき、導入講習会および複数年でのサービス実施を行いました。

スポーツ施設でのエネルギーマネジメント

大規模スポーツ施設では、多数の方々が出入りし、使う器具・使われない器具が毎日・毎時同一でないこと、イベントも頻繁に行われることから効果測定が難しいのが特徴です。
まずは導入講習会にて「電気のしくみ」と「自分の施設のエネルギーの使い方」を知り、どうすれば生産性を落とさず、施設会員や従業員が心地よく過ごせるかを考えていくことにしました。

自然とディスカッションが始まる講習会

導入講習会の前半は「高圧電気」や「デマンド」など少々専門的な講義形式です。
家庭用と違って事業用の「高圧電力」の話は聞きなれない用語ばかりで、難しかった(!?)のか、みなさん真剣な表情をしていますね。

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電気の使用量のW(ワット)は聞いたことがあっても、kW(キロワット)になると単位が大きく、身近なものとかけ離れてしまってイメージしにくいのかもしれません。デマンド(需要)、kWh、力率など、言葉はわかってもなかなか腑に落ちないと思います。
自分で働いている事業場の電気使用量が毎月何kw/hなのか、この段階で把握している人はきっと誰もいないのではないでしょうか。

今回の講習会では、いきなり難しい「省エネ活動」ではなく、普段の営業活動の品質レベルを下げないで電気料金を下げるには、結局なにすればいいの? といった簡単に電気料金を下げるテクニックを伝授しました。

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※ちなみに今回の講習ではiPadやGalaxyTabなどのタブレット端末を使用していますが、ecoPuシステムはインターネットにさえ繋がっていればパソコンやiPhone等からでもアクセス可能です。

実際の画面から分析方法をお伝えすると、「メール通知が来た時にみんながどのように動いたらいいのかあらかじめルールを決めておく必要があるね」と自然と問題提起の声が聞こえてきました。それに応じるように、担当者の振り分けや部屋ごとの稼働ルールが策定されていきます。これは内容をしっかり学習できたことの証明でもあり、弊社としてもこの講習がお客様にとって有意義なものであったと実感できました。
講習会前半と比べて内容が「わかった」時の表情はみなさん明るいですね。

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最後は支配人の鳥谷様と固い握手で締めくくりです。

省エネルギーは継続するもの。その後の実施状況は…

当社ではサービス導入時の講習会だけでなく、定期的なエネルギー削減支援を行なっています。
導入2か月後の現地訪問では、下記のような「営業に支障のない範囲」でのエネルギー使用の削減活動の改善が見られました。

営業に差し支えない範囲での照明の消灯

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階段の照明を消灯しています。ただし、非常時の保安に関わることなので、消防法の施行令を消防署に問い合わせしました。問い合わせの結果、消灯しても問題ないことが確認できました。また自然光が採光できており、日中はまったく問題ありません。
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ロッカーエリアの蛍光灯照明を間引き点灯をしています。
今後は照明の列ごとのスイッチを導入し、更に効率のよい間引きが可能になるよう検討しているとの報告がありました。

省エネ手法の周知

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常に誰でも見える場所にデマンドハンターからのメールを受信したらどのように動けばよいのかを誰でもわかるように掲示しています。
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デマンドハンターから送付されてくる3段階のメール「注意・警告・限界」によって、具体的にどのような操作をしたらよいかがシンプルに記載されています。

空調の効率化

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フリースペースドアの解放を廃止して頂き、施設利用者様にドアを占めて頂くよう張り紙をして頂いてます。これにより室内の冷気が外部に漏れる量を減らせるため、冷却効率が上昇します。

「過度な省エネ」は業務の妨げや、サービス品質の低下に繋がります。また安全面の低下から事故を引き起こす可能性もあり、なんのために省エネをしているのかわからなくなることもありますが、こちらの施設では「出来る範囲のムダを省く」・「無理なく続けられる省エネ」・「予期せず電力大量使用した時のバックアップ方法」を確実に実践しておられることが、今回の省エネ指導・視察で感じられました。

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